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この街・あの人・どんな顔       中里 裕行   2014/11/05掲載

「この街・あの人・どんな顔」

今月22日に『本物に触れよう〜内出の森コンサート』を開催
地域で本物に触れよう実行委員会 代表
中里 裕行

なかざと ひろゆき 1972. 8.22生 相模原市出身・在住

コンサート
↑内出中学校吹奏楽部とN響団友オーケストラの合同演奏。指揮者は立候補した中学生

スポーツ
↑元全日本学生チャンピオン高木和健一選手(卓球・右から1人目)

狂言
↑狂言には幅広い年齢層の観客が訪れた。

 

2012年3月、内出中学校でオーケストラコンサートが開催された。演奏はNHK交響楽団団友会。それを皮切りにスポーツ、伝統芸能、そして今年またオーケストラコンサートが開催される。そこには、「子どもたちに本物に触れる体験をしてほしい」と願う地域の大人たちの熱い想いがあった。


  本物に触れてほしい
 ―子どもに『将来の夢は?』と聞いたら『特にない』と言われたよ。なんだか寂しいね ―
 誰かの発言に、数人が共感した。内出中学校、大島小学校、二本松小学校のPTA本部と校長、教頭からなる3校交流会でのことだ。
「なんでだろうね」「何かできないだろうか」そんな雑談から、ひとつの『波』が生まれた。

「なにか子どもたちに夢を与えることができれば…と考えたのが『地域で本物に触れよう実行委員会』のきっかけでした」

 当時、内出中のPTA会長を務めていた中里裕行さんが代表となり、3名で会は発足した。

 プロたちが体育館で演奏
第1回はオーケストラコンサートを企画。『本物』という点にこだわり、一流の楽団に依頼をかけた。

「その中で、我々の趣旨と予算を理解してくださったのがNHK交響楽団団友会のみなさんでした」

 予算は大沢地区の地域活性化事業交付金。出演料は交通費や楽器の運搬費にも厳しいほどだったが、子どもたちに対する想いを同じくする楽団と、実行委員会の熱意でコンサートが実現した。
 当日は地域の鼓笛隊や吹奏楽部も出演、プロの演奏家たちと共演もし、約600人の観客が楽しんだ。

 本物を、次々と
 翌年度、第2回として元日本代表や日本チャンピオンのスポーツ選手を招き、子どもたちに直接指導や講演をするイベントを行った。翌年は、狂言和泉流九世野村萬蔵一門による狂言の舞台を、わかりやすいデモンストレーションを加えて開催。そして今年は再び、NHK交響楽団団友会がやってくる。

 これからが、勝負
 こだわりは『本物』と、もうひとつ、『入場無料』だ。

「地域で、気軽に、身近に…ってことに意味があると思っています」

 つまり、収入源は交付金のみ。その交付金も4年目からは減額される。今後の約束もない。続けるためには、予算の確保が必須だ。会場に募金箱を置き、地元企業にも協賛の依頼をしたが状況は厳しいと言う。

「でも、続けていきたいんです。未来に夢を持ってほしいから」

 単に良いものを見せるだけではない。そこには世代を超えた交流があり、幅広い体験や実感がある。心の豊かさを育む栄養は、多いほど良いに違いないのだ。

内出の森コンサート

 

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