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この街・あの人・どんな顔       関家 良一 2010/10/05掲載

「この街・あの人・どんな顔」

2010年5月フランスで開催された48時間走で優勝したウルトラマラソンランナー
関家 良一

せきや りょういち 1967. 2. 12 生 神奈川県出身 相模原市在住
ウルトラマラソン 出場記録(抜粋)
■1994. 6 サロマ湖100km走 完走(11:08:46)
■1996.11 中国万里の長城100km走 完走(12:55:00)
■1998. 1 第1回宮古島100km走 優勝(8:37:46)
■1998. 9 ギリシャ・スパルタスロン完走(33:47:00)
■1999. 3 第2回宮古島100km走 優勝(8:33:00)
■2000. 3 第3回宮古島100km走 優勝(7:57:30)
■2001. 3 台湾・東呉国際ウルトラマラソン優勝(246km)
■2001. 9 ギリシャ・スパルタスロン3位(25:27:30)
■2002. 9 ギリシャ・スパルタスロン優勝(23:47:54)
■2004.10 チェコ共和国・ブルノ24時間走 優勝(269.085km)
■2005. 3 台湾・東呉国際ウルトラマラソン優勝(264.41km)
■2006. 9 ギリシャ・スパルタスロン準優勝(24:14:11)
■2007. 2 フィンランド・K-シティマーケット12時間走優勝
■2007. 7 カナダ・ドラモンドビル24時間走世界大会優勝(263.562km)
■2007.11 台湾・東呉国際ウルトラマラソン優勝(274.884km)
■2008. 5 フランス・スルジェール48時間走優勝(401.416km)
■2008.10 韓国・24時間走世界大会優勝(273.366km)
■2008.12 台湾・東呉国際ウルトラマラソン優勝(256.862km)
■2009. 5 フランス・ス ルジェール48時間走準優勝(402.32km)
■2009. 9 ギリシャ・スパルタスロン優勝(23:48:24)
■2009. 12 台湾・東呉国際ウルトラマラソン優勝(263.408km)
■2010. 5 フランス・スルジェール48時間走優勝(407.966km)
※台湾・東呉国際ウルトラマラソンは24時間走

「肉体的、体力的なものは衰えていくけど、それを『経験』がカバーできる。それがウルトラマラソンの面白さなんです」


 

フルマラソンを超える距離を走るウルトラマラソン。24時間走や100km走など、いずれも限界に挑む自分との戦いだ。関家良一さんは走歴18年のウルトラマラソンランナーであり、国内をはじめ、台湾、ギリシャ、フランスなどの大会で好成績を収めている。


ウルトラマラソンへの挑戦
  408kmとは、どれぐらい遠いのか。東名高速道路『横浜町田IC』を起点として西に向かい、沼津、名古屋を超え、『小牧IC』から名神高速道路に入り、滋賀県東近江市に差し掛かったあたりで、だいたい408km余となる。
 今年5月に開催された『フランス・スルジェール48時間走』で関家良一さんは2年ぶり2度目の優勝を遂げた。走った距離は407.966km。
 ウルトラマラソンに関家さんが初めて出場したのは16年前。北海道サロマ湖100kmマラソンという歴史ある大会だ。
「あいつ大丈夫かなって心配され、制限時間を気にしながらの完走でした」

始めて4年目に初優勝
  25歳の時、「ビールっ腹を引っ込めたくて」マラソンを始めた。タイ国際マラソンで完走した後、半年ほど仕事に専念し、再び走り始めた時にウルトラマラソンを知る。
「練習で半分走れれば、大丈夫だろう」そう考え、自宅から箱根まで走ってみたところ、途中貧血で倒れてしまった。
「だから大会では、完走できればいいぐらいの気持ちで無理せず走れた。それが良かったのかもしれません」
 やればできる。自分の壁をひとつ乗り越えた感覚があった。
 翌日は出勤、筋肉痛で笑うこともできず、痛みは1週間続いた。
 それから4年後、関家さんは100km走で初優勝、以後、国内外の大会で華々しい成績を収めている。

一歩一歩重ねることが大事
 関家さん曰く「ウルトラマラソンとフルマラソンはまったく別の競技」。24時間走や48時間走となると、途中食事や休憩をとる。どのタイミングでどれぐらいとるかは自分次第だ。
「調子がいいからと走り続ければ、あとでツケがまわってくる。そういう技術的な部分も含めて、ウルトラマラソンは面白いんです」
 経験値と精神力がものを言う。だからこそ、40代になった今でも新記録を出し続けられるのだと考える。
「最初の頃は、ダメだと思ったら永遠にダメじゃないかと思っちゃうんですよ。でも経験を積むと、今はダメでもちょっと我慢すればなんとかなるとわかってくる。いい時もそう。波があるんです。人生と同じ(笑)」
 出場者同士のコミュニケーションも醍醐味のひとつ。休憩時に『どこから来たの?』と声をかけ合う。競技中は苦しさに「もうイヤだ」と思うが、終われば気持ちは次へと向かう。
 40歳で結婚、今年1月、長女が産まれ、『レオナ』と名付けた。
「ギリシャのスパルタスロンを走っている時に、妻からお腹の子が女の子だとわかったと連絡があり、ゴール地点の『レオニダス像』からとりました」
 レオニダスは、紀元前その地方を治めた王の名だ。
「いつか家族でそこへ行き、名前の由来を見せてあげたい」
 マラソンを続けるコツは、がんばり過ぎないことだと話す。
「つらかったら休んで、明日またやればいい。そのかわり、継続すること」
 始めた時は今のような成績は想像もしなかった。どんなに長い道のりにもはじめの一歩があり、その積み重ねがゴールに導いてくれると、関家さんの足跡は、そう教えてくれる。

ウルトラマラソンの記録

【写真】左上と右下/2010年フランス・スルジェール48時間走2年ぶり2度目の優勝、右上/2008年24時間走世界大会(韓国)3年連続4度目の優勝、左下/愛娘レオナちゃんと

 

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