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この街・あの人・どんな顔       矢澤 晴夫 2009/11/05掲載

新潟県松之山町に魅せられ、自然と暮らしを撮り続ける
    矢澤 晴夫

やざわ はるお 1949. 5.13生 相模原市出身・在住

個展歴
1999年 風景写真展/新潟館ネスパス(東京・表参道)
2000年 風景写真展/新潟県松之山町立公民館
2009年 「矢澤晴夫冩真展―石仏― えちご・黒倉・里のいのり」/ギャラリースペース游(相模原市)
2009年 風景写真展/横浜市岩間市民プラザ



松之山黒倉の三十三観音。江戸中期に建てられたという記録が残る。

 

今年、相模原市内のギャラリーで、素朴な石仏の姿を四季折々に捉えた写真展がひらかれた。私立高校で国語を教える矢澤 晴夫さんは、新潟県松之山町(現十日町市)に魅せられ、20年間その風景を撮り続けている。


自分にしか 撮れない写真
  錦秋、秋扇、釣瓶落とし―。秋を表わすのにも美しい日本語は多々あるが、その語源を思わせる風景に出会うことは少なくなった。
 新潟県松之山町。山深い豪雪の地で、20数年前の春、矢澤晴夫さんはその風景に出会った。
「こんな場所がいまだにあるのか、と感動して、ただひたすら眺めるしか出来なかった」
 中学生の時からカメラを手にし、風景写真を中心に撮り続けてきた。数々のコンクールなどで入選や入賞をしたが、40歳を前に、壁に当たった。
「自分でなければ撮れない写真というものを撮っていない。妻にそう言われ、それが何なのか探していた時期でした」
 週に1日の休日。いつものようにカメラを手に遠出し、ふと山道のカーブを曲がった時だ。4月も終わりだと言うのに白く雪が残る田で、親子3代で楽しそうに笑いながら田植えのための融雪作業をしていた。温かく、自然の恵みを受ける喜びがじんわりと伝わる思いがした。その風景が忘れられず、再びその地を訪れ、以来松之山町の風景を撮り続けることとなった。

暮らしの息吹を伝えたい
 『新潟館ネスパス』での写真展には1週間で約3千人が訪れた。故郷を思い、涙する人も少なくなかったという。
「過疎の地ですから、人も家もなくなっていく。風景も変わります。ここに暮らす人々が守り伝えてきたものを、私なりの形で、伝え残したい」
 勤務先の私立高校では写真部の顧問をしている。
「撮り方とか、教えない(笑)。写真は感性だと思うから」
 一期一会の瞬間を捉える楽しさを、生徒たちと分かち合う。
 今年還暦を迎えた矢澤さん。夫人の依莉子さんのサポートを得て、これからもシャッターを切り続けて行く。

[左上]'89年9月、組んだ ”はさ木 “に稲を干す風景。[右上]積雪が4mになる時もある。[左下]夏の棚田の風景。茅葺き屋根も少なくなっている。[右下]夕景

 

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