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この街・あの人・どんな顔       上村 君代 2008/10/05掲載

リサイクルよつば 代 表
      上村 君代

かみむら きみよ 1945. 8. 6生 新潟県出身 相模原市在住

「地域にテーマがあればコミュニティーがうまれる。おしゃべりも楽しいけれど 人の役に立つことなら、なおいいでしょ」


リサイクルよつばが、小学校に配布したアクリルたわし。毛糸1玉で5枚編める。

リサイクルよつば
● 活動内容
「よつば通信」2ヶ月に1回発行/学習会・交流会・視察/アクリルたわし寄贈/編み物・手芸教室/古着のリサイクル・リメイク/バザー/資源回収/難民に物資寄贈など
● 会員随時募集 年会費1,200円
●「公開 布ぞうり教室」一般参加可
  10月23日(木)9:30〜12:00
  津久井町中央公民館
   参加費1,500円[材料費込]
● 問い合わせは…
 上村君代 tel.042-784-5236

【注1】アクリルたわし
100%アクリルの毛糸で編んだたわし。アクリルは繊維の密度が高く、洗剤を使わなくても汚れを落としやすい。
大きく編めば風呂掃除や洗車にも活用でき、水質保全の面からも注目されている。

【注2】NPO法人 エコキャップ推進ネットワーク
ペットボトルのキャップを回収し、アフリカ諸国へのワクチン寄贈を推進する団体。
http://www.ecocap.jp/

 

葉っぱの形のアクリルたわしを編み、小学校や、清掃活動などの参加者に寄贈する 『リサイクル よつば』。身近で出来ることから環境の問題に取り組み、活動を少しずつ広げてきた。発起人であり、代表を勤める上村君代さんにお話を伺った。


学校から家庭へ、エコを
 「リサイクル よつば」の名に聞き覚えのある方もいらっしゃるだろう。アクリルたわし(注1)を小学校で配布する活動のほか、相模原市を中心にエコ関連のイベントなどにも積極的に参加している団体だ。会員数は現在約50名。その代表を勤めるのが上村君代さんだ。
「アクリルたわしの活動は平成14年ごろから始めました。水源地の取り組みとして、子どもを通じて家庭にアクリルたわしの良さが伝わっていけばと考え、社会福祉協議会の広報で編んでくれる人を募集してみたんです。そうしたら50人くらい集まって1ヶ月で700枚も編めちゃった」
 津久井町(当時)内の小学5年生に配布をした。次に郡内の4町。そうこうするうちに相模原市と合併となった。
「相模原市の小学5年生の人数を調べたら7000人以上。『どうする?』と皆さんに聞いてみたら『やっちゃおうよ!』って…」
 1年かけて7500枚を相模原市内の小学5年生に配布した。

得意なことで活動する
 リサイクルよつばの活動は、大きく2つに分かれる。アクリルたわしや、古着を使った布ぞうりなど、手芸を中心とした活動と、資源回収や難民への物資寄贈などを行う活動だ。
「手先が器用なら手芸を、話すのが上手ならバザーで販売を…と、それぞれが得意なことで参加なさっています」
 実は上村さん自身もアクリルたわしを編んだことはほとんどない。アイデアを出し、交渉し、動き回ることが上村さんの仕事だ。
「車の運転も出来ないの。だから家族やご近所の方々にお願いして手を貸して頂いてます。もう大感謝(笑)」

環境問題への関心
 新潟で生まれ育った上村さん。結婚を機に上京、橋本から津久井に移って30年になる。専業主婦として5人の娘を育てながら地域活動に少しずつ参加していた。
「県政モニターをやった時のテーマがごみ。その後、地元でもごみ焼却の問題が持ち上がった。こりゃあよっぽど困っているんだな、って」
 ごみや環境に対する関心が高まり、約20年前に「ごみを考える会」を立ち上げ、勉強会などをひらいた。同じ時期に「よつばの会(後のリサイクルよつば)」もスタート。こちらでは主婦が家庭内で出来るエコ活動を推進していく。途中数年間の活動休止期間を経て、今のスタイルができた。
 手芸活動には高齢の方も多い。
「仲間とおしゃべりしながら目的をもって手を動かして、小学生からお礼の手紙が届くこともあるし、若いお母さんたちに編み方を教えたりして人との交流がうまれるし…。地域のコミュニティーにはテーマが必要なんだと思う」

無駄のない暮らし
 「今、一番関心を寄せているのは、これ」
 そう言って上村さんが見せてくれたのは、徳島県勝浦郡上勝町の『ゼロ・ウェイスト政策』に関する記事のスクラップ。今まではごみだったものを、地域住民が細かく分別することで資源として活用し、ごみ収集と焼却処分を減らしている政策だ。
「税金を節約できるし、地域の交流も活発になる。資源不足の時代、どんなものでも大切にしなきゃ」
 上勝町の事例を踏まえ、その地域に合う方法を作り出せばいいと考えている。この夏、試験的に実施してみたが大雨に見舞われて大変な思いをした。
「やってみなきゃわからないから。やってみて出来ないってわかったなら、出来る方法を考え直し、話し合えばいい」
 リサイクルよつばの活動のひとつにペットボトルのキャップ回収がある。キャップ800個を焼却処分すれば約6300グラムのCo2が発生するのだとか。が、資源として回収すれば、回収団体(注2)を通じて1人分のポリオワクチンになり、他国の子どもを救うことも出来る。自分に出来ることを、今日から少しずつ、始めればいいのだ。

 

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