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この街・あの人・どんな顔       土屋 敏雄 2008/08/05掲載

国際竹とんぼ協会 神奈川県本部 相模原支部
竹とんぼ工房 竹生庵  土屋 敏雄

つちや としお 1947. 2. 5生 相模原市出身・在住

連絡先
E-mail : tutiya-home@bf.wakwak.com
携帯電話/090-7424-6570

※竹とんぼ教室のご依頼について
多人数の場合、材料の準備に数ヶ月かかることもあります。日程に余裕をもって、ご相談ください。

「お金を出せば何でも買える時代。自分の手で時間をかけて、ものづくりをする素晴らしさを、子どもたちに伝えなくては」


象嵌(ぞうがん)の竹とんぼ。手前2本は飾りにマカロニを使っている

 

20数年前に考案され、競技として全国大会もある“スーパー竹とんぼ”。その魅力にとりつかれた土屋敏雄さんは、地域で開かれる竹とんぼ教室や、自らの「竹とんぼ工房 竹生庵」で、竹とんぼの楽しさを多くの人たちに伝えている。


大空に高く飛び上がる
 ただの竹とんぼではない。『スーパー竹とんぼ』なのである。一体何が違うのかというと、何といってもその飛びっぷりである。両手にはさみビュッと回せば、まるで生き物のように勢い良く飛び上がって行く。
 土屋敏雄さんがスーパー竹とんぼと出会ったのは7年前。研究者として勤務していた会社を早期退職した頃だ。
「始めたら、奥は非常に深いんです」
 理論的でなおかつ作り手の工夫の余地が大きいスーパー竹とんぼは、土屋さんにとって持って来いの趣味となった。

奥深いスーパー竹とんぼの世界
 スーパー竹とんぼは、工業デザイナー 故 秋岡芳夫氏によって考案された。流体力学を応用し、従来の竹とんぼより、飛躍的に安定して飛ぶようになる。'82年には『国際竹とんぼ協会』が設立され、やがて競技種目が確立された。
 競技は、『純竹(じゅんたけ…羽と軸をとめる接着剤以外は竹のみを使用)』と『象嵌(ぞうがん…素材に制限はない)』に分かれ、高さ・距離・滞空時間をそれぞれ競う。高さでは50mを超える記録もあるという。自らが作ったスーパー竹とんぼで競うことが原則とされ、競う内容によってそれぞれ形が違う。羽の長さ、重み、バランス、角度…。素材である竹のどの部分を使うかも重要だ。知れば知る程、確かに奥深い世界である。

自分で考え、作る楽しさ
 「日本人は手先が器用で工夫を得意としている。それを絶やしてはいけない、という秋岡先生の考えに基づいていますから、『ちょうだい』と言われてもあげません。『作りたい』と言われたら、惜しまず何でも教えます」
 土屋さんは、公民館や小学校などで子どもたちにスーパー竹とんぼ作りを教えている。クレマチスフェアとオータムフェアでは麻溝公園で、アジサイフェアでは相模原北公園で開催される教室には大勢の子どもたちが集まる。
「ズラリと並びますから、じっくり教えられないのが残念なんです」
 まずそこで、スーパー竹とんぼが飛んだ瞬間の喜びや、作ることの楽しさに触れて興味を持ってもらえればと、土屋さんは考えている。
「工房に来てもらえれば、一から教えます。子どもでも、大人でも」
 最近では、子どもに刃物を使わせないところも多い。しかし子どもと向かい合って正しい使い方を教え、便利さと怖さを知らせることが、本来の大人の役割ではないかと話す。
 ご好意で、記者も竹とんぼ作りに挑戦してみた。より高く飛ぶには、遠くに飛ぶには、どこをどうすれば良いのか、何故そうなのかを、土屋さんは理論だてて教えてくれる。小さな竹とんぼ作りを通じて、航空力学の入口に触れることとなった。そしてなにより、自分が作った竹とんぼがふわりと飛んだ瞬間の胸踊る感覚が、大きな収穫となったのだ。

竹とんぼ
[右]純竹、小学生用はサイズが統一されている。
[左の2枚]和紙、金属、あわびや黒蝶貝などを使用した象嵌。

 

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