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この街・あの人・どんな顔       加藤 忠一 2008/05/05掲載

アクリル淡彩画を創案
  加藤 忠一

かとう ちゅういち 1941. 5.13生
福井県出身 相模原市在住
ホームページ
http://www.gallery-pastime.com/
Eメール chu3@gallery-pastime.com

「スケッチをした場所は、どこもよく覚えています。わずか数分だけど、すごく集中して見ているから、印象が深い」


↑津久井湖の桜


↑「製品研スケッチ」市立図書館(淵野辺駅 南口)で閲覧可


↑「故郷 さばえ スケッチ100選」

 

身近な風景を小さなキャンバスボードに鮮やかに描く加藤忠一さん。自らのホームページ『ギャラリー パスタイム ( pastime=娯楽・気晴らし の意味)』で発表し続けてきた。昨年は故郷で作品展を開催し、画集を出版。発表の場を広げている。


故郷を描き、次は地元を
 下塗りをした小さなボードに、油性ペンで線画を描き、アクリル絵の具で着色をする。自ら「アクリル淡彩」と名付けたその風景画は、鮮やかな色彩の中に穏やかな空気を湛えている。
「目標は1000枚。今は490枚になったところです」
 加藤さんが絵を描くペースは週に4枚。数年で目標達成の見込みだという。
 自宅の棚には、描きためた絵が整然と並ぶ。『桜』、『紅葉』、『安曇野・八ヶ岳』『ぐるり一周東京湾』とテーマに分け、それぞれ進行中だ。
 昨年の秋には、故郷の福井県鯖江市で作品展をひらいた。同窓生である市長に「故郷を描かな あかん」と言われたことと、父親の介護のために帰郷したことがきっかけとなり、100点余りを描いた。「故郷さばえスケッチ100選」と題した作品展と、その画集の評判も上々だった。
「それが終わって考えてみたら、相模原ももう40年以上いるんだし、描いてみようか、と。これが最初の1枚」
 そう言って指差した絵は、青山学院大学の正門を描いている。そこは加藤さんが長年勤めた会社の跡地だ
画集と、研究書を出版
 鉄鋼会社の技術研究者として、加藤さんは高度成長期の真只中を第一線で働いてきた。日本中のあらゆる企業が先を競って新しい世界を切り拓いていった時代だ。多忙な日々の中、研究所内の風景を少しずつスケッチしていた。4年前の退職以後、スケッチをもとに「アクリル淡彩」として描き直し、画集『製品研スケッチ』を昨年完成させる。かつての仕事仲間たちにとっても懐かしい1冊となった。
 画集の他に、昨年もう1冊、加藤さんは本を書いた。3年間の研究をまとめあげた『金筬および筬屋』。筬(おさ)とは織機の部品のひとつで、加藤さんの父親はそれを作る職人だった。
「昔は竹で、今は鉄で造られている。その移り変わりに興味があった。筬のルーツ、筬の職人を探ってみたんです」
 金筬の歴史を辿り、イギリスを訪ねた際も調べ物の合間にスケッチをし、シリーズ『Cotswoldsを巡る』を描いた。
 退職後の時間は ”調べ物“に最適だと加藤さんは言う。
「調べるほどに疑問がわく。それまでの人生で興味をもってきたことを調べたら、本当に面白い時間が過ごせます」
 次と、その次の研究テーマも決まっているのだと言う。
次の夢に向かって
 進行中のスケッチの中に「蔵元」シリーズがある。日本酒が好きで王冠をコレクションしながら、蔵元を訪ねて絵を描く。つい先日200枚を超えた。
「関東の近場はほぼ書き終えました。これからが大変。だんだん遠くなるし、酒を買って帰らなきゃならないし(笑)」
『相模原スケッチ』が100枚を超えたら市内で作品展をひらくことも目標のひとつ。その日も近いだろう。

アクリル淡彩画4点

↑左上/上溝の夏祭り 右上/横山公園 左下/青山学院大学 右下/蔵元シリーズ第1作「久保田酒造」のスケッチ

 

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