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この街・あの人・どんな顔 2007/07/05掲載

映画「棚の隅」プロデューサー
株式会社リトルバード 代表取締役
      小池 和洋


こいけ かずひろ 1974. 4. 3生
山梨県出身 相模原市在住

■法政大学経済学部経済学科 卒業
出版社勤務を経て、プロデュースユニット「リトルバード」を立ち上げ、代表取締役を務める。

「石同士が擦れあっても磨かれない。本物の人たちと関わって、照らされて磨かれなければ、本物になれないんです」


↑『棚の隅』の場面より
康雄(大杉)が河原でラジコンを修理するシーンは多摩川で撮影。このシーンと遊園地のシーンは映画オリジナルで作られた。


↑今の妻 秀子役の渡辺(右)は、『魂萌え!』『殯(もがり)の森』等に出演


↑前妻 擁子役の内田(中)。NHK『オードリー』の他、CM等に出演

 

市内の商店街「サウザンロード相模台」で撮影された映画「棚の隅」が、7月7日より、MOVIX橋本で上映される。今年8月にはカナダ・モントリオール映画祭に招待されることが決定。プロデューサーは相模原市在住の小池和洋さん。お話を伺った。


支え役の気質
 「プロデューサーって、つまんない仕事が多いですよ。伝票整理とか、やらなくちゃなんない(笑)」
 その仕事をあえて選んだのは「ナンバー2の気質だから」。学生時代は生徒会副会長、部活動の副主将と、トップを支え、調整する役回りを引き受けた。
「映画の世界には、監督や脚本家を目指す、才能ある人がたくさんいるんです。そこに加わるより、自分にできることをやりたかった。お膳立てとか根回しとか、そういうの。それなら負けないって自負があるんですよ(笑)」
 大学では同好会で、社会人になってからは自主制作で、映画作りに関わる。苦い経験もした。
「身内で満足するような映画じゃなくて、たくさんの人に観てもらえる映画が作りたかった。そうじゃなければ本物になれないって思ったんです」
 低予算映画に、著名な原作、スター俳優―。いちサラリーマンであった小池さんが挑んだ、大きな山だ。
「各業界共通の、社会人の常識にのっとって、お願いして回りました(笑)」
『棚の隅』に込めた想い
  手紙をだして3日目、直木賞作家 連城三紀彦氏から速達で返事が届く。 『なにも心配はいりません、うれしいです』と、原作の使用を快諾してくれた。
「本当にうれしかった。うれしいことはたくさんあったけど、このお返事で山をひとつ乗り越えた気がしました」
 主演は、大杉漣氏に依頼。了承の返事が届くまで10ヶ月近くかかったが、スケジュール調整のためで、脚本を読んですぐに『出たい』と思っていたと、後に聞かされる。
 脚本の修正、出演者のスケジュール調整に時間がかかり、撮影開始までの5年間を監督の門井肇氏とともに奔走する。そして2006年12月、映画は完成した。
 映画『棚の隅』は、家族3人の平穏で幸せな暮らしに広がった小さな波紋を通じて、家族の絆を描いた物語だ。
 中学生の頃から連城氏のファンだったという小池さん。この作品を選んだ理由を聞くと「おもちゃ屋さんが好きなんですよ」という答えが帰ってきた。脚本作りでも、おもちゃにこだわりオリジナルのシーンを作った。
「次はああしたい、こうしたいって思うことがいろいろあります」
 昨年出版社を退職。会社を設立し、すでに次に向けて走り出している。
後味のいい映画を作りたい
  次の作品に小池さんが選んだのは、昨年逝去した吉村昭氏の短編『休暇』。刑務官を職業とする男を軸に、仕事、いのち、幸福について語られた作品だ。
「死刑の是非とかではなく、現実に死刑があって、仕事として立ち会う人たちがいる。心にわきたつ波風に、おりあいをつけて生きていかなくちゃならない。自分の幸せと他人のそれが相反する時もあるのが、人間なんだと思う」
 劇的な山場や偶然より、平坦な現実にある心の機微を、淡々と描きたいという。
「後味のいい映画を作りたい。困難だけど、みんなが幸せになれるよう、知恵をしぼりたいんです」
 はじめの一歩を踏み出したばかり。小池さんの挑戦は、これからが本番だ。

連城三紀彦 原作 大杉漣 主演    http://tananosumi.com/

出 演
大杉 漣/内田 量子(新人)/渡辺 真起子/徳井 優/今井 悠貴(子役)他

ストーリー
小さなおもちゃ屋を営む康雄(大杉)の店に、8年前幼い息子を残して出て行った前妻の擁子(内田)が訪れる。息子は今の妻 秀子(渡辺)を実の母のように慕っており、また擁子は我が子への思いが断ち切れずにいる。康雄の心は揺れ動き、やがてひとつの決意をする。


MOVIX橋本  tel.042-700-3100  http://www.movix.co.jp/
上映期間/7月7日(土)〜20日(金)※時間は問い合わせ、またはHPで


『棚の隅』ペア鑑賞券20組様にプレゼント!
7月5日10時〜15時 電話にて先着順 ほうむたうん編集室 tel.042-783-7363

 

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