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この街・あの人・どんな顔       出口 数美 / 若名 恵子 2007/01/05掲載
       健康だけではなく、心身の豊かさにおいてもあらためて「食」が注目されています。
今月は新春スベシャルとして、地域で「食」を指導する立場にあるおふたりにお話をお聞きしました。

出口数美クッキングスクール
校長    出口 数美

でぐち かずみ   1945.11.15生

鳥取県出身 上溝在住 
服部栄養専門学校卒

出口数美クッキングスクール

■ 厚木市中町2-1-17 カネカビル4F
■ tel. 046-222-8384
http://www.dk-cooking.com/
※女性向けクラス・一日講習会もあり。
 見学、体験も可、詳細は問い合わせ。

男の料理教室「グルメの会」

■ 上溝公民館
■ 原則として 毎月第4日曜日
■ 問い合わせ
  田部 042-758-9477

 

「健康は日々の積み重ね。いい加減な食生活を リセットする魔法なんて、ありません」


男の料理教室
 土曜日10時、出口数美先生主宰「男の料理教室」に男性たちが集まる。料理に関するうんちくを交えながら調理方法が説明され、一斉に調理が始まる。幅広い年齢層の男性たちがエプロンをつけ、テキパキと楽しそうに調理をし、ビール片手に試食し、手際よく片付ける。
「40年程前から男性向けの料理教室を開催しています。趣味やグルメで通う人が多かった昔と比べ、今は日常的なものを求めて参加する人が増えました」
 参加者の多くが “夫婦の会話が増えた”“妻の苦労がわかり、感謝している”など話すという。
大切なのは 規則正しい食事
「食卓は団欒の基本。家族で食卓を囲み、目・鼻・舌で味わい、会話を楽しむ。普段から団欒していれば、子どもの変化にも気づきやすいでしょう。何か問題が起きた時だけ向かい合っても、本音は語り合えないと思います」
 健康のためにも、大切なのは規則正しい食事だと出口先生は考える。
「栄養に目がいきがちですが、まずは規則正しい食事をすることが大前提。夜更かしして遅い時間に食べ、熟睡しきれないまま朝起きるから、朝食が食べられない。お腹がすいたら、すぐに間食をする…。そんな生活の乱れをサプリメントで帳消しにできるなんて思ったら大間違い。まずは大人がきちんとした暮らしを積み重ねることです」
肩肘張らず、楽しんで作って
 その前提を踏まえ、出口さんが提言するのは【魚中心の食事】【生野菜より温野菜】【献立は長いスタンスで考える】【流行にまどわされない】などだ。 「理想的なのは週5〜6回、魚が主役の献立にすること。魚は調理が面倒だと敬遠する人もいますが、例えば切り身は、焼く・煮る・蒸す・揚げると、調理法から考えればよいのです」
 野菜は体を冷やす生野菜より、カサを減らした温野菜の方がたくさん食べられる。乾物を上手に使うのも有効だ。
 また、塩分やカロリーが気になるからと、全部薄味にしたり、一度でバランスをとろうと考えすぎると食事を楽しめなくなってしまう。メリハリある味付けで変化を出したり、食べ過ぎたら翌日は控えめにして数日でバランスをとるようにするなど、肩肘を張らずに考えることも必要だ。
 流行の栄養補助食品などで 空腹を満たすだけの食事にも出口先生は警鐘を鳴らす。五感を活用しない食事は、感覚や内臓の働きをも退化させると考える。食事のために創意工夫し、喜びを共有して食べることは人だけに与えられた大きな楽しみなのだ。 「最近はおふくろの味を作りたい、という若い生徒さんが増えました。多くの人に、作る楽しさや食べることの大切さを伝えていければと思います」

 

相模原市内を中心に料理教室を主宰
栄養士    若名 恵子

わかな けいこ  1953. 1.21生

岩手県出身 大野台在住

若名恵子 料理教室

■ 清新公民館
■ 大野台公民館
■ 南公民館
■ 小山公民館
■ 藤沢公民館
 ※上記の場所で、月1〜3回開催
 ※日程は不定期なので問い合わせ
 ※各所により団体名が異なります
■ 参加費/1回1,500円
■ 問い合わせ/若名 恵子
  tel. 042-769-5146

 

「食べることは生きることに直結している。その大切さは、家庭で教えるべきです」


作って食べさせる 喜び
  本誌連載中の「若名せんせいの簡単クッキング!」が大変好評の若名恵子先生。相模原市内を中心に5ケ所で料理教室を主宰している。
「作ること、食べさせることが本当に好きです。『おいしい』って言われることが私の栄養源かな(笑)」
 食のプロと、家庭の主婦。両方の目線で、身近な材料で簡単に作れて季節感のある料理を提案している。
「人は生き続ける限り、食べ続けます。食事というのは大切なこと。だけど、この飽食の時代で、食生活が貧しいように思えてしまうんです」
 もっと自然そのものの恵みを活かした食生活を見直すべきだと考える。
愛情をかけて、習慣づける
 また、子どもの味覚が完成する8才位までの間、母親が子どもと向かい合い、愛情をかけて食事に対する意識と習慣を育てることが大切だと話す。
「子育ては、子どもをいずれ自立できるように育てることが大事だと、私は思います。自分の食事をきちんと管理でき、自分の健康を自分で守れるよう習慣づけていくことです」
 働きながら子育てをする女性にとって、食事に手間ひまをかけることはなかなか難しい。
「たまにはインスタントや半調理の宅配サービスを利用することもいいと思います。毎日完璧…は無理でしょう。愛情をかけるということは、工夫し、努力をすることです。おいしいものを食べさせる工夫、一緒に食べる時間を作る努力。それは必ず子どもに伝わります」
 幼児期についた食習慣は、大人になってもなくならない。それが、その次の世代に伝わっていく。育てたように、子どもは育っていくのだ。
一緒に作り、一緒に食べる
  子どもの偏食や少食などで悩む母親も多い。そんな時の解決法として“一緒に作る”ことを、若名先生は提案する。
「子どもって、料理が好きなんです。子ども対象の料理教室の時、子どもたちはみな、目をキラキラさせています。次はなにするの?ってゾロゾロ私のあとをついてくるんですよ」
 嫌いなものでも、自分で作れば残さず食べる。そうして料理に携わることで食べ物の大切さを学ぶこともできる。
 そして、なにより大切なのは、子どもと一緒に座って食事をすること。
「一緒に食卓を囲んで、その日の出来事を聞きながら食べると、子どもの様子がよくわかります。そんな時期は、本当に短い。大きくなったら子どもの方が時間ないでしょ(笑)。小さいうちに、そういう時間を作るよう、母親も努力しないとダメなんです。それぞれ事情もあるでしょうが、できなかったらその分なにかで補えばいい。その努力は、愛情があればできると思います」

 

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