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この街・あの人・どんな顔 2006/05/05掲載

上溝整形外科リハビリクリニック
院長・医学博士
    千葉 昌宏

ちば まさひろ  1957. 2.24生

●プロフィール
 東海大学医学部 卒業
 東海大学医学部付属病院 勤務
 在勤中、カリフォルニア大学デービス校に1年間留学
 国立療養所箱根病院 勤務
 クリーブランドクリニックに2ヶ月留学
 東海大学医学部付属八王子病院 勤務
 2004年4月 上溝整形外科リハビリクリニック 院長
 担当したおもな選手(敬称略)
 中田英寿、小島伸幸、ロペス・ワーグナー、上川 徹
 阪神タイガースの江草仁貴、オートバイ500ccの岡田忠之

上溝整形外科リハビリクリニック
■相模原市上溝3175-1
 かみみぞクリニックビル3F
http://mirai-med.or.jp/
■連絡先 : tel 042-786-7700
     fax 042-756-7600
※診療時間、千葉先生の担当日等は問い合わせを。


↑かみみぞクリニックビル


 

フジタ工業の時代から17年間、湘南ベルマーレのチームドクターとしてチームを支えてきた千葉昌宏さん。米国で修得した先端のスポーツ医療の技術と温かい人柄で、第一線で活躍するプロ選手から厚い信望を得てきた。


   上溝駅から徒歩約5分、かみみぞクリニックビル3Fに千葉さんが院長を勤める「上溝整形外科リハビリクリニック」がある。待ち合い室の壁には選手の直筆サインが入った、湘南ベルマーレのフラッグが飾られ、鮮やかなグリーンが部屋を明るくしている。
 医大卒業後、勤務した東海大学医学部付属病院に当時のフジタ工業からチームドクターの要請があり、大学時代からサッカーをやっていた千葉さんに白羽の矢が立った。
「当時は医者になって3〜4年目の一番忙しい時期。少ない休日が潰れるのは正直キツかったんですが…(笑)」
 脊椎外科が専攻だった千葉さんがスポーツ医療に関わるきっかけとなった。
 故障箇所を治癒させ、日常生活を取り戻していく一般の診療に加え、スポーツ医療では、その種目に応じた一定の方向の動きに対してのケアに重点がおかれる。
「一流のプロ選手というのは、とにかく復帰がケタちがいに早い。それもセンスのひとつだと思います」
 つまり、一流の選手は普段から他の選手の動きを見て、その筋肉の使い方を瞬時に判断し習得する感覚が優れている。故障から復帰する時にもその能力がフルに活かされるのだと言う。
「例えば、中田英寿選手。彼は入団当時から故障からの復帰が断然早かった。それは、今自分が何をすべきかをきっちり把握し、自己管理する能力がずば抜けて高いということだと思います。障害を治している間に、周囲の筋力を強化し、故障前より強くなる。障害がバネとなり、より向上するんです」
 もちろん、身体的な能力だけでなく、専門家の意見を理解し、コミュニケーションをとることも重要な能力だ。
 在勤中、米国に留学、バイオメカニクスを専攻した。筋肉の動き、関節や神経への影響などを研究する医療だ。
 米国で得たことは、医療の知識だけではなかった。自分のキャリアに誇りを持ち、あらゆる分野の専門家たちと積極的に対話を求めるアメリカの若者に刺激をうけ、異文化に触れることの大切さを知った。
 その後、国立療養所箱根病院に5年間勤務。2002年、東海大学医学部付属八王子病院の新設に際し、責任者のポストにと、声がかかった。最先端のスポーツ医療をやろう、と赴任前に再度渡米、医療の現場で研修した。その間も、渡米中を除いてはチームドクターとしての任務を続けた。
 上溝整形外科リハビリクリニックに赴任したのは2004年4月。地域に根ざしたスポーツ医療をやっていきたいと考えてのことだ。
「大学病院の診察時間は夕方5時まで。学生や社会人への治療、リハビリを支えることに無理を感じました」
 チームドクターの仕事も、後進に引き継ぎ、現在は同クリニックでの医療活動に専念している。
「この地域は子どもが多いように思えます。スポーツチームも多く、盛んです」
 その言葉の通り、クリニックは夕方になると子どもたちでにぎやかだ。中には、その体つきや身のこなしから、将来有望と思われる子もいるとか…。
 スポーツの英才教育には賛否両論があるが、千葉さんは子どもの時からスポーツをすることに賛成だ。
「スポーツはセンスです。個人差はありますが、体の軽いうちは負荷が少ないので、どんどん動くべきです」
 忍耐の必要なリハビリ期間中、千葉さんは前述の中田選手を例にケガを前向きに考えるよう指導することもある。
 多忙な中、クリニックのスタッフたちと月1〜2回フットサルをやる。プライベートでのチームプレーが、職場でのコミュニケーションをより円滑にしているにちがいない。
 2人の息子は小5と2歳。
「いずれ、海外に出ていろんな文化に触れ、経験を積んで欲しいと思います」
 自身では、今後地域でのスポーツ振興と健康増進に貢献したいと考える。
「皆さん、全般的に運動不足です! もっと意識的に運動するようにしないとダメですよ!(笑)」
 耳の痛い話だが、なかなか運動の時間をとれない人も多いのでは?
「特に時間を作らなくても、寝る前に軽く腹筋をするだけでも違うんです」
 整形外科医になった動機は「患者さんが治っていく姿を見たい」から。これからも多くの患者さんたちが、千葉さんの手によって、笑顔を取り戻していくことだろう。

 

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