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このページは… トップページ >>  この街・あの人・どんな顔 >>  三好 健一郎
この街・あの人・どんな顔       2005/11/05掲載

「劇団ゆ」代表
  三好 健一郎

みよし けんいちろう 1974.5.20生

●プロフィール
大分県出身 津久井郡津久井町在住
6歳から津久井郡に住む 県立津久井高校卒業
山梨県に転居し宝飾関係の専門学校を卒業
宝飾品制作の仕事に就き、劇団の活動のため週末は山梨と相模原をとんぼ帰りで往復、退職後は津久井に戻る
現在は相模原市内で福祉関係の仕事をしている
昨年、劇団の女性と結婚、一児の父

まずは自分の夢を宣言してみる。やれるかどうか悩むより、前に進みたい。


練習風景

劇団ゆ

毎週日曜日に矢部駅近くの青少年学習センターで活動
見学希望者はメールにて連絡のこと
劇団員・スタッフは随時募集中
http://members.jcom.home.ne.jp/gekidanyu-hp/
 e-mail : yu-jimusho@jcom.home.ne.jp

 

結成から12年。『劇団ゆ』が2005年夏、東京芸術劇場中ホール(池袋)でオリジナル劇「うてな―名もなき花―」を公演、2千名を動員した。脚本・演出を手がける代表の三好さんにとって、この公演はひとつのゴールだった。


  「劇団、やろうか」
 12年前、卒業を間近に控えた高校生がふたり、三ヶ木 (津久井) のバスロータリーでカップラーメンを食べながら話したのが始まりだった。他校の演劇仲間に声をかけ、13名で『劇団ゆ』を結成した。
「あくまでも趣味劇団です。もちろん、人に見せる以上は自分たちが納得できるレベルにもっていく努力をします。でも“楽しい”ということが大前提。仕事としてはやりません」
 1回だけ公演してすぐに解散するつもりが、“楽しかったので”続けるうちに13年目を迎え、現在は50名を超える団員をかかえる劇団となった。
 三好さんが初めて演劇の世界に足を踏み入れたのは高校1年の時。演劇部のクリスマス公演に出ないかと友人に誘われた。軽い気持ちで引き受けたが台本を見たら主役。演劇を根本的に知らない自分には出来ないと辞退したが、悔しさが残った。
「次はきちんとやろう、そう思って公演に出るうちに気がついたら一番ハマってました(笑)。もともとあきっぽい性格でひとつのことをつきつめるタイプじゃない。それが演劇は常に新しいことに挑戦できるんです。なおかつ、自分自身のレベルを高める部分ではひとつのことをやり通せる。向いてると思いました」
 卒業後は専門学校へ進学、いくつかの職業を経て現在は相模原市内で福祉関係の仕事に就いている。
 その間、一時活動を休止した時期もあるが”あくまでも趣味“というスタンスは変えずに今日まで来た。
「思い出づくりのために一公演だけ参加する人もいます。一度舞台でスポットライトを浴びたかった、と。それも大歓迎だし、そこからプロを目指すのであれば、単に『がんばれ』ではなく、具体的なビジョンをつかめるような応援をしていきます」
 現在、劇団には高校生から35歳の社会人までが在籍し、誰もが公平に活動費を負担する。もちろん三好さんもだ。集めた資金は、今まではほとんどが公演のために使われてきた。それをこれからはレベルアップのためにも使おうと考えている。
「みんな働いてますから、少ない時間で効率良くいろんなことを吸収したいし、やりたいと思うことをやりたい。で、プロに習うことにしたんです」
それにより、成長の速度がぐっと早まるのだと話す。
 公演の規模もだんだん大きくなった。今年の夏の公演では、団員は75名、スタッフとプロの外部スタッフを加えると関係者は100名を超える。公演は4日間で6回。出演者52名を全員舞台に出すために、2時間半になった公演はフレンチカンカンやジャグリング等も盛り込んだ、にぎやかなものだった。
「この公演は、ひとつのゴール。終わった時に解散したかったら解散。続けたかったら続けようと話していました」
 公演が終わり、出した答えは“継続”。仲間たちとさらに強い絆をもって新しい目標に向かって走り始めた。夢は3年後、誰もが知っている大きなホールで公演すること。
「大きなホールを、演劇なのにライブみたいに沸かせたい。そのために今は実力をつけて実績を作りたいんです。それから紅白に出て、解散(笑)!」
 常に解散を考えるのは「大きくなりすぎた」から。劇団としての体力に無理を感じたら、その時は解散して最初の頃の小さな劇団に戻ることを考えている。その、いつでも原点に戻ろうとする潔さと、ぶれない芯が、12年間劇団員たちの信頼を集めてきたのだろう。
 その名の由来の通り、温かく人をつつんでホッとさせ、元気をくれる温泉のような『劇団ゆ』に、これからも期待を寄せていきたい。 

 


「うてな 〜名もなき花〜」の場面

 

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